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デイサービスもみの木児童発達支援を利用して

  • 保護者の声

Mの母

UPDATE:2016-02-13

我が家の長女Mが初めて微かに笑顔を見せたのは、生後5か月を過ぎてからでした。

足が産まれつき人より小さく、生後まもなく心疾患で緊急入院をした経緯もあり、もしかしたら発達が遅れてくるかもしれないとの事で、生後6か月から大学病院のリハビリに通い出しました。

一人目の子育ては分からない事だらけで、月に数回のリハビリ以外の時間をどの様に過ごすのが良いのか分からず、7か月を過ぎても首が座る気配も無い我が子と、2人きりで家にいても落ち着かない日々。

時間を埋める様にインターネットで手当たり次第療育施設を探し、片道2時間近くかけて通っては自分も子どもも疲れて…。

悪循環とは分かっていても、どうする事が一番良いのか手応えが無い。

デイサービスもみの木の見学に行ったのは、そんな時でした。

デイ担当の先生が長女の相手をしながら、相談にのってくれました。そして、「0歳児は期は発達に遅れがあっても必要な手だてでぐっと伸びる時期なので、早くいらっしゃい。」と。

会ったその日にここまで私達親子に踏み込んでくれたこの言葉は、日々の不安を持て余していた私には、本当に力強く感じられました。

早速手続きをして数日通った所で、おもちゃにつられて突然寝返りをした時には、人目もはばからず涙が溢れました。

歩けるようになるまでも人より時間と努力を重ねましたが、3歳になる今では園庭の草むらを裸足で小走りして、「かーちゃん!」と笑顔で迎えてくれます。

途中、生後間もない頃に脳がダメージを受けていた事が分かりショックを受けた事もありましたが、もみの木に通っているからと、本人の伸びる力を信じる事が出来ました。

実際に、こちらの不安をよそに日々の成長を遂げる我が子のたくましさに、私自身どれほど感動と勇気を貰ったかわかりません。

スピードはそれぞれでも、どんな子も必ず育つ力を持っている事。
体をしなやかに使いきる為に毎日の生活と食事を大切にする事。

親が怒られる事もしばしばですが(笑)、インターネットや雑誌には書いていない沢山の素敵な子育てを、今でも毎日勉強させて頂いています。

当時より随分減ったリハビリに行くたび、「あの保育園に通い出して、本当に発達が進んだね」と、Dr.が目を細くして話してくださいます。

通院の頻度を減らし日々の生活リズムを整える為に園でも出来るリハビリをマスターし、Dr.との協力体制を組む様な療育施設は、長い医者人生の中でももみの木が初めてだそうです。

見学の時に見た子どもたちのリズム体操。

あの凛とした表情と、はっとする様な美しい姿を、我が子も見せてくれる日を、のんびりと待ちたいと思います。

Mの母